Ｋ邸

設計概要

敷地は平坦な住宅地に位置し、南側は施主の実家、西側は私道に面している。
居間はいつも家族が集まりたくなるような、明るくて開放感のある空間にしたいと考えて吹抜とした。また２階は、この居間の吹抜の両脇を子ども部屋として開閉窓を設置することにより、いつもお互いの気配を感じることが出来、家族が一体感を持てるものとした。
極力ランニングコストが掛からない、年中快適でエコな住宅を目指し、重力換気・風力換気が出来る断面計画とし、高性能な外断熱材を使用した。また、仕上材については時が経つにつれて古くなるのではなく、味が出るものを積極的に使用し、将来的に修繕費も掛からないように配慮した。
住宅のみならず、建築物は竣工した時点が一番ではなく、時代が変わっても使用する人と一緒にいかに良い歳を重ねるかということが重要であると考えている。

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